カロリー高いオリーブオイルがダイエットに向かず太る以上に怖いワケ



「オリーブオイルっならカロリーが高くても太らないの?」「オリーブオイルは空腹を抑えるからダイエット向きなんだよね」「今流行りの亜麻仁オイルって体にも肌にもいいよね?」「結局、オイルってとった方がいいの、どっち?」「心臓病とか動脈硬化を予防する食事ってどんなの?」

今日はこんなふうに考えている人にお届けします。


この記事を書いてるわたし:

2012年、乳がん告知。海外の食事療法の勉強を続けながら、食生活を改めてきました。紆余曲折の中、不安ながらも得た知識をコツコツ実践していたら 気づいたら「無病の痩せ型の健康体」をずっとキープしています。(現/ 170cm / 52.5k/ 体脂肪 14.2%)。疾患が特に何もなく、体系を隠すワザを考えなくていい「とても幸せな人生」を送っています。



●クリントン元大統領が絶賛する外科医


心臓病の手術を経験しているクリントン元大統領が アメリカの人気番組に出た時のこと。

人気インタビューアーに「私もあなたも心臓病の手術をしてますね。私は肥満だが、あなたは理想体重になって若々しい。なんか秘訣あるんですか?」

そう聞かれてクリントンさんは「肉・乳製品・魚などを一切やめて、健康を維持してます。エセルスティン (Esselstyn) という医者がいてね、 私たちより10歳も年上なのに この人の食事スタイルがスゴイんだ。」

とある医師を絶賛していました。(こちらその時の動画)

このDr . コールドウェル・エセルスティン (Caldwell Esselstyn) は長年のキャリアをもつ外科医。 ( Cleveland Clinic 、 ロンドンの St. George’s Hospital )
。このドクタの何がすごいって、血管の「狭窄した部分は改善しない」 という 医学会の常識を次々を覆しているというのです

狭くなってしまった血管を元に戻すって、すごくないですか?しかも、手術や投薬なしでです!

私たちの寿命とも大きく関係するので、秘訣を徹底的に見ていきましょう。ダイエットを気にして食事の見直しを考えている人にも必見です。

●外科医なのに手術や投薬なしで心臓病を改善する医師


まず、このTEDでのスピーチ映像をご覧ください。(日本語字幕がつきました!) このときのお年は78才、その立ち姿勢、記憶力、声に力強さがあり、数字も正確で。。。全くボケがない・・。スラスラと話す感じが、そこら辺のおじいさんじゃあありません!(77で亡くなった私の父とは大違い・・・)😵

心臓発作を過去のものに | コールドウェル・エセルスティン | TEDxCambridge


研究データや論文の数値や内容も大事ですが、それを唱える人の「見た目」はもっと大事。栄養学や医学については、立派なことを言ってても、死にかけてヨロヨロだったら、なんか説得力がないように感じますね。


さて、このセンセの話の内容が驚きです。サクッと動画を要約しましょう

ある日、エセルスティン医師の同僚だった外科医が突然の心臓発作に見舞われ、は、いったん心停止し、その後、蘇生処置をすることに。一命は取り止めますが、自分のカテーテル検査の画像をみたその同僚は超絶、落胆。(下記画像の右)なぜなら彼は外科医で、この画像の意味することが分かっているから。

つまりこの画像から読み取れるのは、心臓の前側にある左冠動脈前下行枝の下1/3が虫を食ったようにボロボロになっていて、今後も非常に危ないということ。この部分にステントを入れるには長すぎて、バイバスをするにも位置が下過ぎるのです。

医学の知識のある彼の落ち込みようは深刻だったといいます。

そしてエセルスティン医師はこの同僚を夕食に呼び、自分がやっている plant based ダイエットをしてみては どうかと勧めます。

命の危機を抱えていた同僚は、勧められた食事を 絶対的な忠実さで守り続けます。

そして その30ヶ月後。

肉体に可能な限りのチャンスを与えたら人の体はどうなるか、その結果がこの写真です。


めちゃめちゃ血管が蘇っているではありませんか!手術や投薬なしですよ!

「ちょっとそれどんな食事?!」という前に、健康を考える人なら家族のためにも絶対知っておきたいですよね。

では、まず、そもそもなぜ血管が詰まって細くなってしまうのかをみてみましょう。


●オリーブオイルは血管を傷つける犯人だった?

いろいろと脂っこいものを食べていると、血液も、血管の内皮細胞も、LDL(悪玉)コレステロールも、べとつきやすくなります。これらが結合し、内皮細胞のちょっとしたキズから入って内皮細胞下に集まってきます。そして下記画像の右端のような炎症巣(プラーク)を作ります。 ↓


そしてこの大きく膨らんでいくプラークの上にある繊細な皮膜はどんどん薄くなる。そしてクモの巣ほどに薄くなったとき! 血流の力によって、いきなりプシューっとこのコブが破裂するわけです。(プラーク破裂)

血栓症の始まりです。

こうなると命取り。ほんの数分で血栓によって動脈は完全につまり、下流の心筋は酸素と栄養を奪われて、動脈は死んでいきます。これが心臓発作です。


ここからがエセルスティン医師の「魔法の方法」の出番

この魔法とは、「食事を見直すこと」、これで体内の生化学反応を変化させる、といいます。

具体的にはどうやるの??? 医師いわく「とても簡単。内皮を傷つける食べ物を、もうやめる」 それってピザとかジャンクフードとかそういうの?いやいや、