がんが自然に治る生き方 / Radical Remission ・by Kelly Turner





がんが自然に治る生き方――

今日は、
ガンと言われた人も、そうじゃない人も、人生観を変えるきっかけになりそうな1冊をご紹介したいと思います。

癌患者だけでなく、いつも頑張りすぎてしまう方など、全ての人に読んで欲しい本です。

私は何度この本を読んでも、「あ、そうだった」と忘れていたことを思い出させてもらったり、生活を立て直すキッカケになったり、本の中に新しいことを発見します。



この記事を書いてるわたし:

2012年、乳がん告知。三大療法をやらず海外の食事療法でガンを克服した人たちについて猛勉強。 紆余曲折の中、不安ながらも得た知識をコツコツ実践していたら 気づいたら「無病のヤセ型の健康体」をずっとキープしています。母の万年おデブの遺伝子は引き継いでおりますが、現在: 170cm / 52.5k/ 体脂肪 14.2% 、いま特に疾患が何もなく、なにより体系を隠すワザを考えなくていい「とても気楽でズボラな人生」を送っています。 



余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと
/ Radical Remission ・Kelly A. Turner PhD
ケリー・ターナー

 

「ガンの告知はされたものの3大療法は受けずに、独学で色々とやってるけれど、本当にこれでいいのか・・・」

そんなまさに暗黒を彷徨っていた時に私が出会った本でもあります。

米国アマゾンの評価をちょっと見てもらうと、どれだけ売れて評価が高いかが分かります




臨床医でも患者でもない著者が、末期がんを克服した患者にインタビューしその記録を淡々と綴った一冊です。

実際に寛解に至った人たちがこんなにも多く存在しているという事実を科学的手法を通じて伝えています。

日本は、保険制度が行き届いているために、どうしても西洋医療一辺倒になりがちです。一方、アメリカだとセカンドオピニオンに5000ドル(約50万)かかってしまうので、サードオピニオンが終わった時点で破産、自然・代替療法に切り替えるしかなかったという方もおられます。意外なことにそれが功を奏したというケースもあります。

8年前も、きっと今でもそうですが、「@@の治療法がいい!」「@@をやると癌が寛解(完治)した」なんて無責任なアピールが本当に多い。
私は癌サバイバーさん達の情報を集める中で、「そんな簡単なものじゃない」と実感しているので、

断定的なアピールは全部お金目当てだと思ってます

この本でもそうですが、ガンが寛解した人の地道な体験談を読み込むと分かる事があります。

人の体を立て直すには、多少お金はかかっても、高額である必要はない。ましてや、考えが極端に偏っていてもいいはずがない。

私の中では、生活がひっ迫するほど節制しないといけないライフスタイルや、逆に、むやみに西洋医学を断固として拒絶する考え方も、どちらも違うと思っています。

ただ実感しているのは、「よく考えると当たり前のこと」を「地道に」「ゆっくりと」続ける、これが一番自然だと。

この著書の中で、ケリー・ターナー医学博士はガンサバイバーさん達が習慣として行ったこと、お金をかけずに気軽に続けられたこと、などを淡々とインタビューしていきます。

当たり前ですが、何かを売ろうとしたり、とお金の匂いは全然しません😌  サバイバーさん達が摂取していたというサプリの栄養種類(ビタミンDとかアロエとか)は書いてあっても、ブランド名も全部カットしてあります。


●日本の医師も登場

この本には、日本の医師も登場します。(英語 Kindle版 P110)

日本免疫病治療研究会会長、医学博士。通称「ミトコンドリア博士」との呼び名を持つ西原克成先生です。

六本木に研究所があり、その前をよく通っていたので、私もお名前だけは存じ上げていました。

東京大学医学部付属病院の口腔科に在籍し、赤ちゃんからお年寄りまで、日々診療を行われてていた時のこと。

様々な症状で受診された患者を見ると、一様に「低体温症、口呼吸で体のゆがみが見られた。」というのです!😱

現代医学の手法で治療して回復しても、ほとんど再発してしまい、その大半が人類に特有の「免疫病」だったと言います。やっぱり体を冷やすってことはあらゆる病気に繋がるんだなと再認識!

ちなみに、西原氏の病気にならない三原則はというと・・

①腸を冷やさない(冷たい物NG!)
②睡眠をよくとる
③鼻呼吸 (口呼吸NG)

食・呼吸・睡眠。

当たり前のことですが、忙しいとついつい軽視しがちなので、注意したいですね。

 

西原先生は「制ガン剤の多くは発ガン物質である」と発言されていますが、なんと「ガンも含めて、腸内細菌が血液中を巡り別の臓器などの細胞内に入り込み病気になる」と考えておられます。

つまり、「エネルギー代謝を行なっているミトコンドリアが、細胞内感染症により、突然変異してしまい狂いが生じる」というわけです。